ステップ1 エゴとは
エゴとは、
刺激に対して、反応(価値判断)することによって
その奥にある、愛を体験させてくれるものです。
エゴは、過去の習慣や思考パターンによって構成される為、
「自己防衛のために、どのように行動すれば最適なのか」を
瞬時に価値判断し、反応を引き起こします。
心理学的には、エゴとは思考であり、(間違った)記憶であるとも言えます。
反応とは、過去からの思考や行動の癖であり、
今のあなたが望む結果につながらない場合が多々あります。
なぜなら、エゴが未熟だからです。
エゴ=自分が思っている表層的な本音、という言い方もできます。
本音は、素直に自己表現することと、周りからのフィードバックによって育てることができますが、
自分の本音(エゴ)を隠し、表面的にいい人を演じて生きてきた場合、
いざというときの決断や判断は、幼く未熟なエゴの影響を多大に受けてしまいます。
幼いエゴを持っていると、表面的には大人だとしても、
未成熟な人間としての空気感が漂います。
エゴは、自分をみてもらえないと
「私をみないと怒るぞ〜!わたしの本当の姿はこんなんだよ〜!わたしをみて!」
と言い出して、爆発してしまいます。
今までは我慢できていたものが、我慢できなくなってしまっている時は
きちんと自分のエゴを見つめ、現状の幼さを受け入れ
エゴ(本音)を育てていく必要があるからです。
エゴは、外的な刺激によって反応するため、
あなたのエゴを反応させる人は、
あなたのことをあなた以上に大切に思っている人です。
でないと、わざわざあなたに嫌われるような役を演じてくれません。
逆もしかりで、あなたにエゴをぶつけてくる人は
あなたを通じて、エゴを育てようとしている人なので、
愛から見守ってあげてください。
その際、あなたが傷付いたり、相手を傷つける(逆撫でる)必要はありません。
「人の動機は100%愛」であるため、
「エゴの先には、必ず愛がある」ということを覚えておいてください。
ステップ2 愛に着目する
エゴに着目するのではなく、その先にある愛に着目してください。
エゴの先に、あなたが一番欲しかった感情、体験が待っています。
エゴとは、愛に到達するための扉のようなものです。
扉を開かなければ、愛には到達しませんし、
扉を開くには、二人以上のあなたを愛する存在が必要です。
エゴをないことにせずに、きちんと見つめていきましょう。
また、あなたの現段階のエゴを知ってくれるグループと深く関わり、
「今のわたしのエゴは、こういう時に反応するから、反応してたら言ってね」と
伝えておけば、安心してエゴを育てることができます。
エゴは、自己防衛の為の価値判断を生み出すので
「○○しなければならない」
「○○でなければならない」
「○○でなければおかしい」
などといった反応を呼び起こしますが、
その際、一呼吸おいて、愛からエゴを見つめると
「わたしは、○○したいと思っているんだ」という隠れた本音を
愛の視座から、自分のエゴを見直すことができます。
この世界に、「○○でなければならない」ということは存在しません。
「わたしがこうしたいと思っている」ことは存在しますが
それを周りの人に押し付けると、いくら世間的に正しい意見だとしても
正義からのジャッジ(裁き)は、次のジャッジ(裁き)を生み出してしまいます。
戦いを生まないためには、
「どっちでもokだけど、わたしはこれが好き。あなたも素敵だね」
という優しい基準を持つことがオススメです。
また、エゴをきちんと把握することも重要です。
「なんとなく」という概念を、定義の深堀を行うことで
明確にすることも行ってください。
(参考文章)抽象的な感覚を手放して、相手や世界との一致感を選択する
ステップ3 エゴの特徴
エゴには、大きく5つの特徴があります。
1.自己中心的 → call for love、自己犠牲、自己主張
2.基本ネガティブ → 欠乏感、無気力、抑圧
3.攻撃的(自責 or 他責)→ 自己防衛、コントロール、投影
4.没個性で、過去から物事をみている → 変化をこばむ、不信、恐れからの逃避
5.矛盾している → すべて逆をしている。
エゴが湧いてきたら、エゴをどうこうしようとせずに、
ぼーっと、眺めてみてください。
「あぁ、わたしこういうところで、こんな風に反応するんだなぁ」って。
そして、気持ちを落ちつけて、本当にとりたい行動をとっていきます。
最後に、エゴから脱却するシンプルな言葉があります。
「それもまたよし」
もし、エゴに飲まれて、愛が見えなくなった時はこうつぶやいてみてください。
エゴというのは、一生涯なくなりません。
エゴを消そうとするのは不可能です。
エゴとどのように付き合っていくのかを考えてみてください。
エゴとは、あなたが愛に気づく為に存在する、愛の片割れです。
コメントを残す