恐れ(不安)とは、
「今ここから離れて、過去や未来に対して生ずるネガティブな思い込み」です。
恐れは「自分が愛である、自分たちは一つである」という真実(愛)を
受け入れさせないようにするために
エゴが生み出す、巧みな罠のようなものであり、幻想です。
恐れとは、人が魂を成長させるために生ずる様々な感情や反応の総称でもあります。
時として、
誤った思考であり、自己防衛であり、過去からの習慣であり、
決め付けであり、ジャッジメントであり、嫉妬であり、
分離感であり、怒りであり、諦めであり、逃げでもあります。
多くの場合、恐れは、防衛本能(脳)から生じますが、
恐れから生じた防衛は、守るはずの自分や、他者から傷つけられたように感じることがあります。
恐れの原因の半分以上が、自己愛の欠如(≒自責・他責)であることは覚えておいてください。
また、「自分を傷つけることができるのは、自分だけ」であることを忘れると、
さらに恐れは大きくなります。
恐れに飲まれる人の多くは、自演自作のドラマにはまっています。
恐れは、スーパーマリオに出てくるテレサ(白い大きなお化け)のようなもので
直視すれば、動きを止めて、実存のない存在として消えてしましますが
逃げようとすると、高速で追いかけてきて、さらに拡大します。
恐れと向き合うときに一番大切なことは、
「恐れの存在を認めること」です。
生きている以上、一生恐れがなくなることはありません。
どのように、うまく付き合っていくのか?ということを考えていきましょう。
そして、恐れの多くは、「自分の思い込み」であることも自覚しましょう。
多くの場合、恐怖は人を盲目にしますが、自分の思い込みで盲目になるなんて
客観的に聞くと笑えますが、実際に多くの人が自らの可能性を自らの選択によって閉ざしています。
恐れとうまく付き合っていくためには、教育と経験が欠かせません。
現に一度経験した恐れに関しては、次の機会では、恐れは半減しています。
「はじめて」が一番怖いですが、二回目、三回目は、徐々に慣れていきます。
常に、新しい世界に挑戦しながら、コンフォートゾーンを広げていきましょう。
人間の脳は、過去と同じ(現状維持)を望みますが、人の魂は、新しい未来(未体験)を望みます。
あなたの本質は、脳ですか?それとも、魂ですか?
恐れは、行動していない(思考に捉われている)時に生じることが多く、
行動を止めると、余計にネガティブなイメージを拡大させます。
恐れを消そうとせずに、恐れを受け入れ、共存した形で行動し続けることをおススメします。
恐れがなくなったら動けるのではなく、動く(経験する)からこそ、
恐れにとらわれなくなります。
お化け屋敷をイメージしてもらうと分かりますが、
一番最初に入るお化け屋敷は、どこで、何が出てくるか分からずに非常に怖いものですが
何度も同じルートを通ると、どこで、何が出るのかが分かり、まったく怖くなくなります。
人生における恐れは、お化け屋敷のようなものかもしれません。
【恐れに飲まれやすい人の三大特徴】
一.目の前の現状を直視せず、勝手な思い込みや妄想で物事を判断する
→ やればいいことがわかっているのに、それらを先延ばしにし、できることをやっていない。わかってるという言葉をよく使いますが、「わかるとは、できる」ということです。できていなければ、わかっているとは言えません。
二.人に相談しない
→ 相談できない人は、傲慢な人。自分の弱さを受け入れるには、人に弱さを知ってもらわなければいけない。自分の限界を悟り、自分の苦手は得意な人と一緒に生きればいい。人と繋がれない人は、自分に対する特別性が抜けていない証拠です。
三.疑うことにエネルギーを使っている
→ 行動できない人の多くは、思考にエネルギーを使っています。信じることから始めると、物事はスムーズに進みます。裏切られたと感じる時も、信じると決めたのが自分であれば落ち込むことはなくなります。結局、信じることができないから、相手のせいにしたくて裏切られた、と言っているだけです。
人は、以下のようなプロセスを経て、恐れへと飲み込まれていきます。
【恐れが自分と同化する5プロセス】
1.自分を責める
→ 多くの場合、小さな勘違いが始まりであることが多い
2.苦しくなる
→ 最初は原因がわかっているが、見てみないふりをして、どんどん分からなくなる
3.他者を責め始める
→ 自分の罪の意識をこれ以上大きくしたら苦しさに耐えられない。人のせいにしたい。
4.ものの見方がズレ始める
→ ズレた見方は、ズレた現実をつくる
5.誤った見方が定着する
→ 直感が鈍化し、幻想の世界に生き始める。時間の中に囚われる
(1に戻る、負のスパイラル)
上記の負のスパイラルから抜け出す一つに、下記の方法があります。
【恐れから自分を脱却する5プロセス】
1.他者を許すことで、自分を許す
→ ずれた知覚を訂正する。レッスンと他者からのフィードバックが必要
2.真実を経験し直し始める
→ 幻想の世界にはなかった体験をする
3.見方が変わる
→ 世界や他者が違って見える。自分の知覚のズレ(パラダイム)に気づく
4.あり方が変わる
→ 世界や他者と繋がり直しはじめる。安心や信頼、平穏が増す
5.信念や価値観の手放し
→ 自分と相手の存在を無条件に承認し、愛し始める
また、大きな恐れに対処する方法は、以下に残しておきます。
人は、表面的、反応的な恐れを怖がっているのではなく
その奥にある真の愛そのものを恐れているのです。
恐れではなく、その奥にある愛に目を向けていきましょう。
【恐れとの付き合い方 5step】
1.考えていることを実行したときに起きるであろう最悪のケースを考える
→ 実は、恐れからの想像が先行しているだけで、実際はたいしたことがないケースが多い。
2.仮に最悪のケースに至った場合、リカバーする方法はあるか?
→ 人間関係を大切にしながら生きてきており、贅沢を求めないのであれば、何度でもやり直せる。
3.恐れから逃げているように見えて、実は何から逃げているか?
→ あなたは、愛から逃げようとしているが、愛とあなたが離れることは決してできない。
4.恐れから逃げることで、実は失ってしまっていることは何か?
→ 機会的ロス、人間関係的ロス、金銭的ロス、健康的ロス、精神的ロス、逃げることすらリスクである。
5.なぜ、今やらないのか
→ いつか、というタイミングを待っていても一生やってこない。タイミングは、自らつくるもの。決めたら、決まる。
あなたの恐れは、他でもない、あなたが生み出しています。
恐れの先にある「愛」に気づくまで、恐れは主張し続けます。
恐れにフォーカスするのではなく、愛にフォーカスしていきましょう。
そして、「どんなに悟っても、恐れがなくなることはない」 ことを知りましょう。
成長すればするほど、悩みは増えます。
どれだけ多くの悩みを抱えながらも、愛であれるのかが重要なのであって
悩みや恐れがなくなることはありませんので、安心して悩んでください笑。
Everything’s gonna be alright.
目の前ある幸せを感じながらも、自ら破壊してしまう
人がいる事を知った。それは恐れからくるものだと
感じてはいました。あるメンターにそんな人に出会ってしまった時、私はどうのように接すればいいかと質問した?返ってきた言葉は信じろ。どんなに裏切られようと騙されるようとも!信じきろと!相手の感情は相手のものである。残るのは自分がどうしたかしかないと。傷ついた自分は自分で癒せと。この話しの解説がここに記されいました。処方箋のように。
相談する相手がいる前提で書かれても