U理論を軸とした組織変革


 

U理論を軸に組織を変革し、

組織にイノベーションを起こすための三つのステップをお伝えします。

 

 

ステップ1 暗黙知のルールを認識する

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あらゆる組織や個人が、

過去の経験から「こうしておくことが最善だ」という思い込みを持っています。

この思い込みが、組織(個人)の認識に影響を与え、現状を作り出していますが

課題や問題がある現状にフォーカスが当たることはあっても、

その現状の原因となっている思い込みにフォーカスが当たること、

そしてそれらの変革が具体的かつ戦略的に取り組まれることは滅多にありません。

 

まず、組織(個人)の持つ暗黙知のルール(思い込み)を明確にしていくことで

その組織の根本的な問題や課題を認識していくことで、現在地を正しく把握することができます。

そのためには、以下の問いに答えていくことが効果的です。

 

・組織(個人)における暗黙知のルールは、どんなものがあるか
・なぜそのような暗黙知が生まれたのか
・組織におけるリーダーたち(自分)の口癖は何か
・大体いつもこうなる、というお決まりのパターンはどんなものがあるか
・本当は変えたほうがいいのに、そのままになっている(放棄している)ことは何か
・組織(個人)の、本来の究極の目的とは何か

 

上記の暗黙知に気付くためには、

組織(個人)を内部と外部の両方から観察する視点を持つ必要があるため

この視点や視座を持っている人が、自然とリーダーシップを発揮する環境になることが多いです。

通常は、当事者として内部から思い込みの中で生きているケースか、

傍観者として自らの問題として捉えていないケースが多いのですが

現状を自分ごとと捉え始めた時から、自己変革と組織変革が始まります。

 

今、何を感じるのか。何が見えるのか。何が気になるのか。

それらを解釈や意味づけをせずに、メモしていくことから始めていきましょう。

人間の脳は過去と違うことを認識しても、すぐに忘れるようにできているため、

メモを残すことが、思い込みから脱却する糸口となります。

人は、外側の世界に起きていることではなく、内側の世界で起きていることが事実だと思い込みます。

実際に起きていることと、内側で起きていることの両方を区別し、

実際に起きていることに取り組む姿勢を作っていきましょう。

 

 

ステップ2 対話によって、場をつくる

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人は相手と対話をしているようで、自分の過去(思い込み)と対話をしています。

これは、U理論でいうところの、ダウンローディングの停止を行うことにあたります。

 

自らが直面している課題、見えているものに対して、

人は無意識に特定の役割を演じることでドラマを体験し、自らの思い込みを強化し、

そのドラマにはまり続けると、実際の出来事と、内的な解釈の乖離が拡大し、

さらに暗黙知のルールを強化することになります。

 

そこから脱却するために必要不可欠なのが、対話です。

対話において重要なのは、意味づけや解釈を手放し、自分の判断を保留し(Suspending)

内側から湧きあがってくる気づき、直感を場に差し出すことから始まります。

 

相手と自分の共通点を観察し、相手に語ることは、自らに必要なことだと受けとれる素直さがなければ

口論になったり、依存的な対話、反応的なやりとりで終わってしまいますが、

対話を通じて、自分の人生と思考のパターンを認識することができるようになると、

同じような相手のパターンも認識できるようになり、対話(点と点の線)から場(線と線からの面)が生まれ始めます。

個々の対話から、場を通じた対話へとシフトすると、全員が一種の一体感を感じ始め、

自然と会議や対話に流れが生まれ、参加者全員の意識が少しずつ変容し始めます。

 

場と繋がるには、話すことよりも、聞くことにフォーカスすることが効果的です。

場を通じて行うことは、目の前の人の真の姿を見守ることであり、

相手が本当の自分自身を生き始めることです。

傾聴を主軸にした対話を行うと、場を満たす、場が満たされるという感覚を得ることができ、

伝えるために話すのではなく、本当は理解し合っている、

本当は信頼しあっていることを感じとる為に対話を行うようになると

あらゆる対象の内面に、自らの変容の機会を見出すことができるようになります。

 

 

ステップ3 対話から生まれたものを形にしていく

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対話によって、場が生まれ始めると、その場から

未来の最高の可能性を対話によって受け取り、ビジョンと意図を明らかにすることができるようになります。

「こうしたい」ではなく「きっとこうなる」という、感覚的でありながらも

確信を感じることができるものが、ここでいう未来の最高の可能性です。

 

それらを言葉にし、文字にし、図式にして具体的なものとしていきながら

受け取ったイメージをプロトタイプとして作り始めるための試行錯誤を始めてください。

プロトタイプ化に成功するためには、早く、沢山の失敗を繰り返すことがポイントです。

どうしても、無意識の価値観や風習に引っ張られてしまうことが出てくるので

ここでは、スピード感と変化に対する柔軟性がキーになります。

何をしているときにうまくいくのか、どんな方向に進んでいるときはうまくいかないのか。

自分たちが進むべき方向やマインドを、現実に起きてくる事象とすり合わせながら、

他力が働く自然な方向を探ってみてください。

 

 

最後に

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場に出現したがっている意図や暗黙知を言語化していくためには、

自らはその意図(存在)の代弁者であることを受け入れ、自己主張や評価を手放していくことが必要になります。

対話の中に場を感じ始めたら、常にチーム全体の一致感を感じながら動き、

早いサイクルのフィードバックを展開し、予期せぬ機会や可能性が現れたら、その瞬間に行動していきます。

理由がわからないが惹きつけられることほど、出現する未来に近い可能性が高いです。

 

上記のような試行錯誤を繰り返した結果、組織の構成メンバーは、

自分たちこそが組織や社会を作り出すシステムそのものであることを理解し始めることになります。

変えれないと思っていたルールや常識と戦う生き方、それらを変えようとする努力ではなく、

自らが心の奥底で感じていた新しい可能性を、同じように感じとっている仲間と共有し、

イメージ化、文章化、ビジュアル化し、同時に行動を始めることで、

実際に現実を変化させることができるということを体験していきましょう。

それらは、個々の思いを超越した、全体性の中にある、流れる源とも言うことができます。

 

この領域では、次に続く人たちのためのインフラ整備、

コミュニティの創造性を発揮するための土台つくりに自らを委ねる人が増加し、

所属する個人のメンバーの意識が覚醒し始め、

組織において、言語化されていないが確かに共有されている感覚や文化を感じることができるようになります。

 

もはや、MEという個体は存在せず、WEという個性のみが存在している

新しい在り方のコミュニティが次の時代のベースとなっていくでしょう。

 

 

<全体性の場に潜っていくためのコツ>
・待つこと(保留すること)
・言語に頼らない
・信頼すること
・一切の決めつけや思い込みを手放し、フラットにものを見、聞き、感じること
・自らの観察眼から、場からの観察眼へシフトすること
・混沌と静寂(沈黙)を受け入れること
・相手の言葉ではなく、存在を全承認すること
・場を作ろうとするのではなく、場に動かされる。そのためには、場に耳を傾けること
・繋がろうとする場(全体性に向かう意図)を察知し、邪魔をせず自然な方向に流れていく
・違和感の向こう側にある一致感に触れる瞬間を感じること
・知覚はずれているという前提を知る
・自分のいつものコミュニケーションスタイルをあえて崩す
・全体性という意思をもった存在の代弁者となる
・理解することではなく自分をこの場に連れてきた場の意図を知る
・見えない意図をたぐり寄せるヒントとしてシンクロニシティを活用する
・内側と外側を行き来する(部分と全体、個と全)
・答えを見つけることではなく、半永久的に続く場の意図を受け継ぐ
・場の意図を形にするために圧倒的な速度で改善を加えながら、試行錯誤を繰り返すこと

 

<みいちゃんのセッションを勝手に分析してみたコーナー>

1. 扱うテーマを決める(何が不都合な現実なのか?)
2.そのテーマが与えている影響を深く感じてみる(自分の思い込みによって、得ているものは何か)
3.感情が出てきたら解放する(だから、どうなっているのか?それは必要ない。欲しいものは最初からある)
4.本当にほしいものは何か?(本当に欲しいものは?)
5.何が欲しかったのかを明確にし、「それが私です」と宣言し、源(ソース)と一つとなる

 

 

 

 


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