社会起業


 

通常の起業は、利益獲得を目的とし

顧客を満足させることで、収益を得ていきますが

社会起業は、利益を求めながらも、道徳的な目標達成を目的とし

顧客と共に、社会の問題解決や次世代への影響を考えていきます。

 

社会起業家(ソーシャルイノベーター・チェンジメーカー)にとって

事業は、目標を達成するための手段であり

事業によって得た収益や資産を活用して

どのように社会に還元するのかを第一に考えます。

 

事業を通じて得たものは自分の成果である、という考えではなく

それらは、社会から自分達が一時的に預かっているだけに過ぎず、

どのように社会に再投資するかという考えを持っています。

なので、お金を稼ぐことに、罪悪感やブロックなどを感じることはありません。

自分が稼ぐことができれば、より社会に還元できることを確信しているからです。

これは、自己価値の高さと、与えることで得ることができるという原則とも関係してきます。

 

また、社会起業家は、wantではなく、needから常に物事を考えます。

自分の情熱から事業を起こし、結果的にそれが社会のためになる場合もありますが

それだけでは、真の社会起業家とは言えません。

 

1.実際に社会にある問題や課題・ニーズが、起業のきっかけであること

2.得た収益を自分の生活水準の向上や、富の蓄積に使うのではなく、さらなる社会の為の再投資しようとすること

3.利己的な欲求を超えて、より高い目的や全体調和のために、自分自身や周りを活用していく責任と喜びを感じていること

 

などが、社会起業家の特徴です。

 

幕末の志士たちは、まさに

私心を捨て、藩という枠を超え、世界に目を向けて

日本の為、次の時代の為に、自分の命を使っていたことから社会起業家と言えるでしょう。

一人勝ちするのではなく、共に栄える(弥栄)ために時代を駆け抜けました。

 

社会起業家の主たるエネルギー源は、

誰かの力になりたいということと

より高次の自分を知りたい体験したいということであり

お金でも、人脈でも、名誉でも、評価でも、ありません。

 

 『自分は何者なのか』 

これを知る為に、他者と繋がり、社会に貢献(やりたいことではなく、できることをする)し続けるのが

社会起業家です。

 


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