CLFとは、
クライアントフロー(Client Flow)の略であり、
一言で言うと、クライアントとあなたの物語です。
初めましてから、最高の関係になるまでの
クライアントの、感情と現実の動きをシミュレーションし
クライアントを理想の未来に導きます。
まずは、クライアントとの最高の関係性をイメージします。
いつ、どこで、どんな風に、一緒に過ごしているでしょうか。
どんなことを共有しているでしょうか。
どんな喜び、どんな想い出、どんな経験を共有してきたのでしょうか。
そのゴールを、ありありとイメージしていきます。
ここでのコツは、
単なるお客さんで終わらせることなく、
「価値提供者側にクライアントを育てること」です。
あなたにお金を払い続ける関係ではなく、
一緒に価値を提供し、一緒に価値を受けとる側に回るように
クライアントを導いていくことです。
その為には、どんな素養・専門性・人間性の人をクライアントに選ぶのか
どのくらいの期間、どんな経験を共有すれば、理想の関係になれるのかという
物語を、クライアント自身とも共有していく必要があります。
そこまでをイメージできれば、次に
どんな出逢い方をするのかをイメージします。
その人は、何を望んでいるのでしょうか。
何を悩んでいるのでしょうか。どんな状況でしょうか。
そして、理想の関係になるまでのそのプロセスを、
物語として、語れるようになればCLFは、ほぼ完成です。
それを知るためには、まず「クライアントと徹底的に一緒にいる」ことです。
逆を言えば、一緒にいたいと思えない人をクライアントにしてはいけません。
短期的に、相手の悩みの解決、望みの実現を叶えるのではなく
長期的に、相手を理想の未来に導いていくためにCLFを設計します。
相手の真のニーズ、最終的に在りたい姿、叶えたい未来はどんなものでしょうか。
ただし、自分の最終的なニーズを自覚しているクライアントは、ほとんどいません。
だからこそ、事業者がビジョンを語り、クライアントを理想の未来に導くことが求められます。
クライアントの理想の未来を描くヒントは、事業者自身の理想の未来を描くことです。
そして、事業者がその生き方を実践し続けることです。
目の前のキャッシュや売上に左右されるのではなく
自分自身のミッション・ビジョンと一致した活動のみに専念することです。
そんなあなたに、共感してくれるクライアントのCLFを考えればいいのです。
偽りの自分や、ブランディングを意識して創った自分に共感する人は、
真のあなたを知ったときに、自分の都合と違うあなたに対し、
否定や批判をし、離れていく可能性があります。
また、あなた自身もそれに対して感情がうごめき、軸がぶれてしまう可能性があります。
事業者の理想の未来と、クライアントの未来が一致しなければ
短期的な関係しかつくることができません。
6つの顧客のタイプを理解すると、イメージがしやすくなると思います。
自分自身の理想の未来と、クライアントの未来を一致させていくことが
CLFを設計する一番のコツです。
【CLFの要素】
・顧客のニーズは何か
・必要な機会は何か
・どんな環境が必要か
・何を与えるのか
・どのように育てるのか
・誰が育てるのか
・自分自身の成長/専門性は何か
・期間はどのくらいか
・途中で予想される抵抗と対策は何か
・自分と顧客の関係性のゴール
そして、ここで設計したCLFを現実のものにするために
PRF(プロダクトフロー) と掛け合わせていきます。
CLFは、感情と行動の流れであり、顧客との物語。
PRFは、具体的な商品の提供の流れであり、具体的なキャッシュポイント。
この二つを組み合わせることで、
BESを設計することができます。
[…] 7.商品(フロントエンドから最上級商品までの、CLFとPRFの設計) […]