やりたいこと探しを卒業して、あなたを待っている人を探してください


ステップ1 やりたいこと探しにおいて大切なこと

 

時代の流れ的に、

「やりたいこと」を探す人が多いですが、

実は、やりたいことがある人は、

全人口の20%程度かもしれない、という仮説を持っています。

 

その他の人は

・Why(目的は何か。自分が関わる理由、企業の理念が何かが最重要)

・When(いつまでにやるのか。計画は何か。決めたことを達成することが最重要)

・Where(どんな環境なのか。どこに暮らすのか、心地よい雰囲気に身を置くのかが最重要)

・Who(誰のためにやるのか。誰とやるのか、人間関係が最重要)

・How(どうやるのか。手段や改善、仕組み化できるかが最重要)

という、

「what(何をするのか。やりたいこと、成果が最重要)」以外の価値観を

(潜在的に)自分の基準として持っているにも関わらず、

「やりたいこと(what)」を探し続けているため、

「いつまでも、自分と繋がることができない」という可能性が考えられます。

 

もし、あなたがやりたいことをずっと探し続けているにも関わらず見つからない場合、

他の価値観に照らし合わせて、自分にとって何が大切なことなのかを確認して下さい。

 

もし、やりたいことがおぼろげにでも分かっている人は、

現段階で取り組むことできる最大限の努力を行い、

ある一定レベルまで極めてみることをオススメします。

その結果、そのやりたいことが、自分の人生において

経済的にも、精神的にも、大きな比重を持つようになったら、

その価値観が、あなたにとって大切だったという証明になります。

 

ですが、あるレベルまで極めても、趣味の領域を出なかった場合

(周りから仕事の依頼がこない、求められることが少ない、提案しても売れないetc)

他のやりたいことを探すか、他の価値観で自分を育て直してみましょう。

 

ステップ2 やりたいことの分類分け

 

ちなみに、「やりたいこと」は、大きく三つに分類することができます。

一.単純に自分がやりたいこと、好きなこと

二.仕事として、やってみたいこと

三.お金を払ってでも、やりたいこと

 

多くの場合、一や二のレベルのやりたいことを仕事にしようとするので、上手くいかないのですが

なかなか、自分の現状を客観的にみて、受け入れるということができません。

 

好きなことを仕事にしようと考えた場合、

三番のコミットを持ちながら、

さらに、徹底的な専門性磨きをすることで

長期的・かつ発展的な事業に繋がる可能性が高まります。

 

多くの人にとって、やりたいこと=自分が満たされることであって、

クライアントを幸せにしたいという想いが抜けているので

趣味の領域を抜けないのです。

 

ステップ3 「ないない」状態の認識から自分を満たしていく

 

そもそも、やりたいことを仕事にしたい人の多くは、

・今の自分の環境に感謝していない。

・今の自分を好きじゃない。

・今の経済状況に満足していない。

・今の生き方に将来性が見えない。

など、

「ないない」状態であって、精神的に欠乏感を感じている状況下にあります。

 

「ない」状態から、物事を始めると、

外身は綺麗でも、中身がない事業や自分が拡大してしまい、

ある一定の大きさになると、崩壊してしまいます。

 

いつもわしがセミナーで例えて話すのは、コアラのマーチです。

コアラのマーチの外身はきれいにできとるけど、

中にチョコが入っていない、残念なコアラのマーチです。

こんなコアラのマーチ、食べたくないですよね。

これを「コアラをかぶる」という表現をします。

 

本当の自分じゃないものを、これが自分だと思い込んで

無意識にも、意識的にも、演じている状態のことです。

 

やりたいこと、好きなことを仕事にしたいのであれば

まず、現段階の自分を徹底的に満たす必要があります。

 

それでなくても事業を始めると、

過去の自分のようなクライアントがやってくるので

自分が未完了な状態では、過去の自分の幻想すら浄化することができません。

自分で自分を認めることができるようにまで、

そのプロセスが続くことは以前にお話していますね。

関連記事「自分を癒す」

ステップ4 自分で自分を満たす為に必須なこと

 

自分で自分を満たせるようになるには、

・自分以上に、自分のことを愛してくれる存在との出会い

・自分を投げ打ってでも、この人を愛したいという存在との出会い

が必須になります。

 

奇跡は、常に二人以上で起きるので、自分一人では、

自分を満たすことができない、という矛盾がここで生じます。

 

結局事業とは、感情を学ぶことであり、関係性を育むことであって

お金を稼ぐことでも、社会をよくすることでもありません。

魂を磨く為に、現代社会で最適なのが仕事なだけであって

仕事(お金を介さない)でない魂の磨き方を会得している人にとって

お金とは、単に、自分を通過していくだけのものになります。

 

自分を満たす為にやりたいことをしようとしている人は、

早めに、自分を満たして、他者貢献を通じて、自分を満たす領域に入って下さい。

でないと、いつまでも好きなことでお金を稼ぐことはできずに

やればやるほど、自分の欠乏感が大きくなって

お金も減りますし、人間関係も荒みますし、心も弱ってしまいます。

 

人は、お互いに満たし合い、分かち合うために存在しているという

本質を得れば、お金にも、仕事にも、時間にも捉われることはなくなります。

 

人は最終的には、やりたいことではなく、できることで求められることになります。

何故か自然とできてしまうことは、天に与えられた命(めい)であり、使命より深く高いものです。

 

やりたいこと探しではなく、『あなたを必要としている人』との出会いを求め、

その日が来るまで、只々自分を極め続けてください。

 

あなたが、究極のアイデンティティに目覚め、

自分を極めたそのときに、あなたの前に、他者という名のあなた自身が現れます。

 

この幻想のドラマから抜け出す方法を考え抜いて創ったのが

グループコンサルティングです。

 

一人では抜けることのできない領域を、一緒に抜けていきましょう。

大丈夫、あなたは一人じゃないけんね。


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