ドラマとは、
「過去であり、思考内で体系化された分離(恐れ)の寸劇」です。
ドラマは、主に、人間関係の中から生まれ
自分の中の分離感を周りに主張するために始まります。
call for loveの記事でもお話ししましたが、
人間のすべての行動は、愛を求めるがゆえのものであり
「人間の動機は100%愛」という原則に基づいています。
人は、愛を感じられない時に欠乏感を感じます。
そして、その欠乏感を埋めるために、
周りの人のエネルギーを奪うことで
自分のエネルギーを保とうとしますが、
奪ったものは奪われ、すぐに失われてしまい、
あなたに必要なシンクロも遠ざかってしまいます。
人は、自分が受けとれない感情や想いを、あえて否定することで
「自分は愛されていない、自分には価値がない、自分には〜〜〜」ということを
現実世界における出来事を通じて、主張しているとき(大抵、無意識な主張)
ドラマにハマっていると言えます。
自分が悲劇のヒロインを演じる為に、
周りの人にも必要な役割を演じてもらえるように
周りをコントロールしているのは、実はあなた自身。
「周りや相手がこうだから、私はこんな気持ちになるんだ、こんな反応をしてしまうんだ」
というのは、まさにドラマの典型です。
(これは、7つの習慣の「インサイドアウト」の原則を知ると理解できます)
ドラマという自演自作の寸劇は、
原作:あなた
脚本:あなた
監督:あなた
主演:あなた
友情出演:あなたを愛している人たち
です。
自らつくりだした幻想のなかで、孤立したあなたは、
周りのせいにすることで、自分の真実から目を背けます。
変化を恐れる人ほど、ドラマにはまります。
人を変え、場所を変え、タイミングを変え、
同じテーマに何度も向き合っているあなたがドラマから卒業するには
「ドラマにハマっていない人からのフィードバック」が必要になります。
また、以下のワークにも取り組んでみてください。
【ドラマから抜け出すワーク】
1.あなたは、どんな役を演じていますか?
2.相手や環境は、どんな役を演じてくれていますか?
3.どんなパターン化されたやりとりがありますか?
4.今のドラマのなかでは、何を題材(向き合うべきテーマ)にしていますか?
5.このドラマに、タイトルをつけるとしたら、どんなタイトルをつけますか?
6.あなたが何に気付き、何を受け取れば、ドラマは終わりますか?
ドラマを終え、真実のストーリー(物語)が始まると、
人生が、自力から他力へ。使命から天命へと移行します。
あなた自身の資質があらわれて、あなたの意志に関係なく
その資質を、他者や世界に対して使われていくという経験が始まるでしょう。
物語とは、天の意思とエネルギーを自分の内に受けとり、体験していくこと。に他なりません。
「あなた以上に、あなたのことを愛してくれる存在」が、あなたのドラマを終わらせてくれます。
また、
「自分を投げ打ってでも、愛している存在」がいれば、あなたはその人のドラマを終わらせることができます。
奇跡は常に二人以上。
あなたを、愛してくれている人は誰ですか?
あなたは、誰を愛していますか?
あなたは、誰に愛されたいですか?
※ドラマから抜け出す名著「聖なる予言」 (p.193-238)
[…] 恐れに飲まれる人の多くは、自演自作のドラマにはまっています。 […]