ゼロから何かができるようになるまでのステップ


 

<STEP1> 知らない

まず、知らないことを人はやろうとしないので、すべては「知る」ことから始まります。人の根源的な欲求は、「好奇心」だと思う。三大欲求っていうのは生命維持のためであって、わしらの心はいつも新しいものや未体験を求めている。別に今のままでいいやって思ってる人は、生きることに必死なのか、生きることに退屈してるかもしれんから、ちょっとだけ普段とは違うことをしてみたり、新しい情報に触れてみるといいね。今の方法を続けて、違う現実を求めるのは愚問だって、偉人が言ってた気がする。

 

<STEP2> 知っているけど、興味ない

何かを知ると人は、「自分に有益か(関係がある)、無益か(関係がない)」を無意識に判断します。無益だと感じるとそこでおしまい。でも、もし関係あると感じると、もうちょっと調べてみる気になるので、その時はできるだけ早く動くといい。後から動こうとすると、ホメオスタシス(恒常性)が働いて、いつものパターンに引き戻されてしまう。その時は、ゼロから調べるよりも、その道のプロに触れた方が圧倒的に効果性が高いので早めにプロに触れてみましょ。

 

<STEP3> 興味はあるけど、絶対やりたいわけではない

興味をあるけど、そこまでやりたいわけじゃないなぁって思ってる時点で、本当はできるならやってみたいって思ってるんだよね。その時は「きっかけ」待ちなことが多い。なにかきっかけがあれば、まぁやってみるかって思える気がせん?きっかけは待つものじゃなくてつくるものじゃから、やりたいかどうかを考える前に、さくっとやってみちゃうと、意外とハマるかもね。ハマらなかったら、やめればいいだけじゃし、やるリスクよりもやらないリスクの方が大きいよ。

 

<STEP4> やりたいけど、どうしたらいいか分からない

興味が出てきた、やってみたいと思うようになっても、どうしたらいいか分からないってことで止まっちゃう人も少なくないよね。そん時は、「集中する期間」を決めるといい。だらだら続けても、なかなか習慣化できないし、思うようにできるようにならない。そうなると、面白くないから、続かないし、やらなくなる。今やっていることのなかで優先順位が低いものを一旦置いておいて、新しいものに集中する期間をつくると、成長曲線の角度が上がって楽しくなってくる。あとは、一人だと続きづらいから、仲間を巻き込んで一緒に成長していく楽しさを共有できるといい感じになるよ。

 

<STEP5> やり始めたけど、うまくできない

ちょっとずつできるようになると、やるってことへの抵抗感はなくなる。けど、一方でできないことへのストレスが出てくる。このときは、モデリング(既にうまくいっている人や対象を真似する)技術を使うといい。パズルもそうじゃけど、完成図を見ながらパズルをするのと、完成図が分からないまますすめるのじゃとストレスが違うよね。どこまでできるようになりたいかでモデリング対象は変わるけど、学習のコツは自分なりの楽しみ方を見つけることだよ。できないときって、実は振り返ると一番楽しい時じゃからとにかく楽しもう。

 

<STEP6> やり続けることが当たり前になる

コツが見えてくると、どんどん上達するし、楽しくなるから、習慣化できるよね。だいたい21日、33日、60日、90日くらいで人は習慣化できるから、習慣化したい人はまず21日を目標にするといい。その時は、「絶対にできるレベル」で続けること。できないことを自分に課すと、できなかったときにモチベーションがめっちゃ下がるから、絶対にできることを21日続けて、徐々にハードルを高めていくと面白くなってくる。本当に続けたい人は、紙に計画を書き出した方がいいよ。習慣化ってやる気に頼ってたらダメ、仕組みで習慣化しないとじゃけ。

 

<STEP7> 人に教えることで、さらに探求し、極める

最も学習効率の高い方法は、教えること。完璧じゃなくていいから、今の自分にできることを教える機会を持ってみるといいよ。教える時のコツは、自分が何を理解できていて、何を理解できていないかを確認すること。人前で話すなら、事前にリハーサルしてみると、どこでつまづくとか、ここがうまく説明できないとかもわかるからやってみて。教える側に回りたいと思えることであれば、一生涯の趣味やテーマとして宝物を見つけたに等しいね。おめでと^^

 

<STEP8> 次の新しい興味を見つける

一つの分野を極めると、その周辺分野にも興味がいくようになり、新しい興味を見つけることができる。新しいことを知ると、既に知っている知識と結びついて、さらに考察が深まってできるレベルも上がっていく。ここまでくれば、もう「分からない」とか「できない」とか「やる気が出ない」とかそういう次元の話はなくなってくるね。ぜひ、あなたの世界観を世界に響かせていってね。

 

 


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