競合とは、ターゲットが被っており、代替が効くサービスを提供している企業のことを指します。
類似商品を販売していても、ターゲットと提供価値が違う場合は競合ではありません。
例えば、
「マクドナルドの競合といえば?」と聴かれると、
フレッシュネスバーガーやモスバーガー、ロッテリアなどを思い浮かべるかもしれませんが
ファストフードとしてのマクドナルドのUSPは、「早くて、安くて、美味しい」ことなので
牛丼屋や立ち食いうどんそば、コンビニも競合になるかも知れません。
これは、「直接企業(同業他社)」と「間接企業(異業他社)」という分類になります。
事業を拡大し、組織を創っていくフェーズに入り
長期的に愛されるブランドを創っていくためには、
競合策定による、競争優位性の明確化が必要になりますので
具体的な競合策定の方法を示しておきます。
【競合策定の4ステップ】
1.自社がクライアントから、どのようなニーズで必要とされているのかをヒアリングする
2.そのニーズに応えている他社をピックアップ、クライアントにも聴いてみる
3.ポジショニングマップをつくる(①要素の羅列 by Excel&②縦軸と横軸のマトリクス)
4.何の要素でNo.1になるのかを策定し、強みを強化する
競合策定は、自分を顧客に置き換えるとイメージしやすいかもしれません。
自分の事業を、自ら購入するとしたら、何と比較するでしょうか。
また、顧客から、「どの企業(市場)と、同業だと思われたいのか?」という
視点を持つことで、ブランドを確立することもできます。
自分の事業アイデアが出たら、想定する顧客にヒアリングを行うこともよいでしょう。
その際に、顧客は何と比較するのか、誰にお勧めするのかなどを確認してみましょう。
その為にも、想定顧客が普段目にしている、メディア(web、雑誌、TV番組etc)などを
把握しておく必要があります。
それぞれの競合に勝つ為には?という問いから生ずる答えは
対象とする競合によって違うため、「競争優位性は、何なのか」を明確にする。
質なのか、量なのか、料金なのか、スピードなのか、営業地域なのか、専門性なのか。
自社の観点だけでなく、顧客の観点を忘れてはいけない。
競合の策定ができたら、市場のニーズを定期的に調査し、
必要な技術革新を行っていくこと。
自分よりも大きな競合が存在する場合がほとんどの為、
業界における暗黙のルールを打破し、いかに自社のポジションを築くかを考える必要があります。
【競合・市場調査に効果的なサイト】
・四季報
<例:タクシーの競合>
自家用車、バス、鉄道、自転車etc
<例:新幹線の場合>
飛行機、長距離&夜行バス、相乗りサービスetc
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